その方の見えない財産を使わせていただくということは、無料ではない。

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私の後輩が、Aさんに
就職先を紹介され、
縁がなかったのか、
不採用だった。

後輩は、どうしても
そこに就職したかったのか、

「もう一回担当者に
連絡とってみようと思っています」
とメールがきた。


私はすぐに、
「Aさんに結果の有無、お礼の挨拶はしたか？」

後輩は、
「いやまだですけど・・・？」



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自分のことばかり考えていると、
そこに介在してくれた方の存在が、
後回しになりがちになる。


紹介してくださるということは、
その方の見えない財産を
使わせていただくということ。


「人を紹介する」ということは、
その紹介した人も、
紹介していただいた人の信用も
同時にはかられる。


それは表面的に
対価が発生していないとしても、
紹介してくださった方の
労力、気遣いは、無料ではない。


だからといって、
「お金を渡せばいいのか」ではなく、
どんな形であれ
心を配る必要がある。



気遣い、心遣いも、
「目に見えない」から、
「目に見えるようにする」。


私もできていないからこそ、
自戒を込めて。