第１０２１号／忘れられない「邂逅」の数がどれだけあるかで、人生の彩りの深さが決まる。

これまで生きてきて、
「自分の人生の中で、出逢えてよかったなぁ」
と心から思える「邂逅」の数が、どれだけあるかで、
その人の人生の彩りの深さが決まる、
と常々思っています。


それは人であれ、モノであれ、
場所であれ、人の数だけあり、
他人から見たら大したことのないように見えるものでも、
その人にとってはかけがえのないものだったり。

ファンが多い「あぶない刑事」は、
私にとってもそんな出逢いを感じる作品のひとつ。


仕事に信念と情熱があって、
スタイリッシュで、
ファッショナブルで、
ハードボイルドで、
ウイットに富んだジョーク。


シリーズ３０年間の最後ということで、
久しぶりに公開される「あぶない刑事」の
プロモーションで、
目にする機会が多かったお二人。

お二人は、多くの男に、
「大人のかっこよさ」をスクリーンから、
教えてくれたと思う。


二人だけの力ではなく、
大勢のスタッフのおかげで映画が
出来上がっていることを常に忘れず、
支えてくれている方たちに感謝をし、
またお互いがお互いをいい意味で気遣い、
心からリスペクトしあっていることが、
随所に伝わってきて、
「カッコイイ男って、やっぱりこうなんだよな」と
自分が思うカッコイイ男像を思いださせてくれて、
なんかすごく嬉しかった。


私自身も自戒していることですが、
お世話になったことや、
縁をつないでくれた人に対する感謝が
全く感じられない人を見ると、
いつも違和感を感じるし、
そういったことを忘れない、
またすぐに返せない時は、
必ずその恩を返していきたいという想いを、
決して忘れない男でありたい、と思う。


また、何をもって成功というかは置いておいて、
一般的に世の中の成功していると言われている方は、
そういったことを決して忘れず、
大事にしている。

また、いわゆるハイパフォーマーと言われる方々も、
きちんとそういうところを見ている。


縁や感謝を忘れない人は、
目の前の当たり前のように思えることも、
当たり前ではない、と思える人。


人生に「当たり前のこと」なんて、
ひとつもありませんよね。


縁や感謝に気づける人に。
自戒を込めて。



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発行責任者／尾又 大輔

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