第５１１号／「情報の伝達速度」という意味では、私たちは凄い時代に生きている。

あえて言うまでもなく
インターネットは、革命。

今や完全にインフラになり、
日々その恩恵を受けている、
今のこの時代に生まれて、
本当に恵まれていると
感謝しています。

若い頃から、
本を読むことが好きだった、
というより、
本という記録された「情報の価値」を
知っていた私、
気になった本があると、
手にはいらない場合ももちろんありますが、
たいていは何が何でも手に入れて、
その価値を転換し、
自分の資産にしてきました。

当時は、まだインターネットがない時代。
神田、早稲田といった
有名な古本屋街を１日かけて探したことも
少なくありません。

絶版になってしまったものは、
「出版された本はすべてここにある」といわれる
国立国会図書館にいって、
目にしたものもあります。
またその頃から探していて、
つい先日15年ぶりに
手に入れた本さえあります。

今は、検索すれば、
この県のこの書店のここにあるという情報を
知ることができ、
ネットでオーダーすれば、
明日届くことさえあります。

インターネットがない時代なら、
その探す時間と手間、労力、
すべてを試算したら
とんでもない金額になるでしょう。

それが今、あっさりと手に入る環境。

インターネットの利便性が、
決してプラスだけではなく、
インフラになるにつれて、
マイナスになっている部分もありますが、
「情報の伝達速度」という意味に置いては、
今、私たちは本当に
凄い時代に生きているんですよね。