勝負は毎日の日常、答えは今、そこにある。

日本舞踊の舞台での表現は、
日常の生きる姿勢が、
表現にでてしまう、と
日本舞踊の師範からきいたことがある。

ふだん雑に生きていると、
肝心の舞台の上でも、
やはり表れてしまい、
やはり雑になって表現されてしまうんだ、と。

だから普段雑にしている人が、
日本舞踊では雑ではない、ということは
まずありえないともいっていた。

逆にいえば、
踊りをみれば、
私生活も垣間見える、と。

私の尊敬する武道の師範も
組手には普段の
生きる姿勢がでてしまうと、
同じことを言っていた。

コピーライターの師匠も、
その人の書く言葉に
人間力が出てしまう、
と言っていた。

企画の師匠であるクリエイティブディレクターも、
同じことを言っていた。

すべては日常での生きる姿勢、
何を見て、
何を思い、
何を考え、
何を感じたか、が、
自身のオリジナルである人間力を育み、
それが唯一自分の武器となり、
すべての行動にリンクしてくる。

そのときの基本になるのは、
そこに「気づける自分の視点」。
気づけなければ、
すべて流れていってしまう。

勝負は、毎日の日常、
目の前にあるということ。

勝負という箇所は、
『チャンス」と置き換えてもいい。

そのチャンスの意味は、
「自分が変化していく」チャンス。
「自分が進化していく」チャンス。
「まだ見ぬ自分に出逢う」チャンス。

無限に自分の周囲にある、
チャンスにたくさん気づきましょう。

さらに派生すれば、
「今、目の前にある幸せ」と
置き換えてもいいのかもしれませんね。