自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜ハイパフォーマーズになるための方程式

ここで出逢った方々の人生に「何か一歩踏み出す変化のきっかけ」になるヒントを。人生は、毎日が冒険です。

第1067号/誰かのたった一言で、救われることがある。

 

 

 

 


いまから20年前、
最愛の父親と死別するという、

受け入れたくない現実を

目の前にしていた秋のある日。

 

一般的には、誰もが2回経験するこの現実。

 

 

尊敬していて、

大好きだった父親との死別を目の前にして、

若かった私は、なかなかその現実を

受け入れることができなかった。

 

今まで一緒にいた人が急にいなくなる現実。

長らく一緒にいた恋人との別れとも違う、

友人がいなくなることとも違う、

肉親との別れ。

 

 

え、だってさっきまで元気だったよね?

一ヶ月前は、二人でお寿司食べに行ったよね?

ど、どうして?

 

 

そんな想いが次から次へと浮かんできても、

今、目の前にいる父親は、

冷たくなって動かない。

 

 

放心状態で何もする気がない母親に

何もできない私が、言った言葉は、

「お母さん、俺が、喪主をやるよ」。

 

冷たくなって動かない父親が、

「長男のお前に最期の幕引きをやってほしい」と、

無言で渡された最期のメッセージ。

 

 

そんな心境だった中で、

父親の兄が、私を人がいない場所に

一人呼び出し、こんな言葉をかけてくれた。



「最後の喪主挨拶の時に、
どんなことがあっても用意してきた原稿なんかで、
言葉を読んだり、涙を流したりするんじゃない。
喪主である以上、お前は、
参列者と残された家族、親戚、
そして亡くなっていったお父さんに、

お前自身の言葉で、
生きていく決意や覚悟を示す必要があるんだ。


それが、今日足を運んできてくれた

参列者の方々に対する
恩返しになることになり、
お前たちを残して天国に逝ったお父さんに対する
何よりの供養になるんだよ。

 

僕が後は守るから、

お父さんは心配しないで大丈夫、という気持ちを

お前の言葉で、今から天国に行こうとしている

お父さんに伝えなさい。

まだ、お父さんは

お前のすぐそばにいるのだから。」

 

と。


 

 

若かった私にとって、
どうしていいかわからない
茫然自失の時間が続く中での、

父親の兄のその言葉で、

どれだけ勇気をもらったことでしょう。


「自分がしっかりしなければ」と、
初めて一歩前に踏み出す、
大げさではなく、
男としての誰もが経験する大きなハードルを
乗り越えることができたのか、と。

 

 

 

 

誰かのたった一言で、救われることがある。

誰かのたった一言で、人生が嫌になる程、

落ち込んでしまうことがある。

 

言葉は、まさに刃物と一緒。

使い方次第で、

素晴らしい料理も作ることができれば、

その料理は、

そこにいる人たちを笑顔にする。

 

違う使い方をすれば、

悲しいだけでは済まないことも起こりうる。

 

 

大切なことを教えてくれた父親の兄も

今は父と同じ場所にいます。

 

肉体はなくなっても

今でも、

その人の言葉がきちんと

私の中で生き続けている。

 

 

自分の言葉は、

常に二つの可能性を持っていることを

忘れることなく、

立ち止まっている人がいたら、

その背中をそっと押してあげられる、

そんな言葉を常に

投げかけられる人でありたい。

 

 

決して色褪せることのない

ひとつひとつの想い出を、

たくさん自分の心の中に残していってくれた、

父と離れてから、20年。

 

あちこちで見られる

お盆を迎える準備品の数々に、

よりいっそう父への想いが募る、

今日この頃です。

 

 

 

 

 

今日も仕事と、人生、

毎日起こるすべてのこととの出逢いに感謝し、

たった一度の人生、

悔いのないように楽しみ尽くしましょう!

 

こうしてブログを通して出逢えた

すべての方に、感謝です。

 

毎日素敵な出逢い、

素敵な出来事がありますように。

 

 

 

 

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発行責任者/尾又 大輔

 

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