第１０５８号／その「言葉の言い方、伝え方」に愛はあるか。
「ものの言い方、伝え方」は、
おそらくその人の美意識、生き方を、
大げさではなく、
人生の向き合い方、人との向き合い方も
一番はっきりと表すもの。
どんなに正しいことを言っていたとしても、
伝え方や言い方が間違っていれば、
あるいは、「ものの言い方」が、醜い場合は、
よほどのことがない限り、
ほぼ間違いなく、相手はいい気分はしません。
あたりまえですが、
論理が正しいと思っていても、
感情でゆるすことができないからです。
人は感情の動物。
移ろいやすく、
ちょっとした言葉の使い方で、
良い方にも、
そうでない方にも、
簡単に転ぶことができる。
カフェで
このドリンクカップに書かれたように、
言葉で、
どれだけ人の心が洗われるか。
癒されるか。
だから、
「言葉の使い方、ものの伝え方」を熟知している人は、
自分が伝える側になっても、
受け取る側になっても
自分で人生をコントロールできる人。
「言葉の使い方、ものの伝え方」を粗末にしていると、
自分で人生をコントロールできない人は、
いつも誰かの言葉、
突発的な言葉に振り回されます。
（そういう私も、
いつも振り回されているのですが（涙））
以前、あるカフェに行って
お店を出ようとした時のこと。
出た瞬間に、
大雨が降ってきて、
出入り口で、ちょっと待っていると、
後からカップルがお店から出てきました。
女性が、
「なんだ、雨じゃん。やだー」と
嫌そうに話していると、
彼氏が、ちょっとふざけながら、
「そう言うなよ、たまには、
俺と二人で雨の日を過ごすものいいだろ？」
と。
そうすると、
嫌そうにしていた彼女の表情が、
一気にやわらくなっていきました。
このセリフ、メモっとこ！
ここで、
「本当だ、嫌だなぁー」って
一緒に話していたら、
おそらく、二人にとって
本当に嫌な１日になっていたことでしょう。
「そう言うなよ、たまには、
俺と二人で雨の日を過ごすものいいだろ？」
こんなセリフが、さらりと言える
この彼は、
きっと普段も
そんな物事の捉え方、
言葉の使い方をしているんだろうなと、
私が惚れそうになりました（笑
自分が普段何気なく使っている
「言葉の言い方、伝え方」に、
愛はあるか？
常に問いかけていきたいですね！
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発行責任者／尾又 大輔
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