第１０５１号／闘争本能に火をつけてくれる「言葉」は、眠っている獅子を呼びおこすギフト。
日々、仕事して、生活をしていると
常に「言葉」が存在する。
誰かに言われた何気ない言葉。
面と向かって言われた言葉。
電話のひとこと。
メールの一節。
何気なく聞いたあの曲のあの歌詞。
アスリートのインタビュー記事の言葉。
いつも読み返す本の一節。
その時の心情に、
ぐさりと刺さった言葉は、
今の自分としっかり向きあうサイン。
特に自分に嬉しい言葉だけでなく、
「悔しい」と思う言葉や
「許せない」と思う言葉や
「今に見てろよ」という感情を持った言葉は、
闘争本能に火をつけてくれて、
眠っている獅子を呼びおこしてくれるためのギフト。
眠れないほど悔しいくらいの言葉を言われたり、
出会ったり、刺さって凹んだら、
「あなたは、これくらいで終わる人ではないよね。
だから、少し厳しいけど、
わかってくれるよね。
これくらいやらないと、
あなたは、本気にならないでしょ？
あなたに本気出して欲しいから」
と、超前向きに（！）その隠れたメッセージを
しっかり受け止め、
逆に、
「そんなに気遣ってくれて、悪いね。
じゃあ、本気出しちゃっていい？
本当、ありがとね。
今度ゴチするから！」
と心から感謝しましょう！
実際、何でもそうですが、
人の能力なんてそんなに変わらない。
向いていないことは無理ですが、
そのことに対する
才能やセンスがあるなしを語るのは、
死ぬほど努力した後、
トップ５パーセントに入ってからの話。
死ぬほど努力もしていないのに、
最初から才能やセンスを最初から持ち出すのは、
影で努力してきて、その憧れの場所にいる人に、
本当に失礼。
私の知り合いに、
歌で何度も全国大会に優勝している方が
いらっしゃるのですが、
ある時、1日その人と一緒に過ごす時があったんですよね。
その人の1日は、
・朝起きたら、上手い方の歌を聴く。
・仕事行く前に、自分で歌の練習をする。
・仕事に行くまでの移動時間に上手い人の歌、
あるいは録音した自分の歌を聴いてチェックする。
・昼休みに上手い方の歌を聴く。
・仕事の帰りの移動時間に歌のイメージトレーニングをする。
・食事を作りながら、歌の練習をする。
・お風呂入ってるときは、自分の歌を歌う。
・寝る前に上手い人の歌を聴く。
・自分の歌のよくない部分を言語化しておく。
この1日を過ごした後、
この方が、歌の全国大会で優勝した時に、
私は、「すごい」というよりも、
「これだけやっているのだから当然」
としか思いませんでした。
そう。きちんとやることをやれば、
自分のことをきちんと見ていてくれる
「歌の神さま」は存在するのです。
歌だけではありません。
自分が今、取り組んでいるすべてのことに、
自分が今、取り組んでいることの神さま
＝自分をきちんと見てくれてる人
は、存在する。
才能やセンスがあるなしを語る前に、
「悔しい」と思う言葉を放った対象に腹を立てる前に、
自分と本気で向き合うせっかくのチャンス、
絶対に逃さないようにしましょう。
自分が日々進化し、
成長していくことこそ、
この世に生まれてきた醍醐味。
その生きている醍醐味を
日々かみしめることができるのは、
本当に幸せなことですよ！
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発行責任者／尾又 大輔
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