第１０５０号／「教えてくれない部分」をいかに自分で引き出し、見つけていくか。
なんでもそうだが、
やらないと錆びていく。
スポーツや音楽など、
わかりやすいものもあれば、
錆びていることがわかりにくいものもある。
私の場合、特に感じるのは、
文章、言葉の扱い方。
言葉にも温度があり、
その使い方によっては、
鮮度が落ちてしまい、
伝えたいことの半分も伝わらないことも
肌感覚でわかる。
映像でも写真でも文章でも、
なんでもそうだが、
常にその鮮度の高いものに触れ続けることが、
やはり錆びらせない唯一の手段。
しかしながら、
触れ続けることは当然で、
もっと大切なことは、
その常にその鮮度の高いものに触れ続けたときに、
震える自分の感性を
研ぎ澄ましておける体質でいること。
この文章から、
どこに刺さる言葉を感じるのか。
この映像から、この写真から、
何を感じたのか。
魂が震えたものは何か。
勉強しても、
どこにも書いていない、
「教えてくれない部分」をいかに自分で引き出し、
見つけていくか。
本当に手に入れるべきものは、
決して安易に見つかるものではなく、
自分で苦しみながら、
試行錯誤の先にあるもの。
わかっているのは、
決してどこかにあるわけではなく、
もうすでに自分の中にある、ということ。
自分と徹底的に向き合い、
自分の中から引きずり出しましょう。
間違いなく、
それは外に出たがっているのですから。
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発行責任者／尾又 大輔
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