自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜ハイパフォーマーズになるための方程式

ここで出逢った方々の人生に「何か一歩踏み出す変化のきっかけ」になるヒントを。人生は、毎日が冒険です。

第1013号/あえて伝えないことで、 本当に伝えたいことを伝える。

コミニュケーションを知っている人は、
「あえて伝えないこと」で、
そんなことを気づかせてくれる時があります。


若い頃の私(今もそうですが涙)
何度も失恋してきた中で、
その中でも
特別大きな大失恋をした時がありました。

「肉親以外での別れ」を初めて経験した私、
若かったせいもあり、
その喪失感という心の隙間を、
なかなか埋められず、

・「俺のどこが嫌だったのだろう」

・「何がそんなに気持ちが、
冷めていってしまったのだろう」

・「俺って、そんなにダメなやつなのか」

etc...

「心ここにあらず」の精神状態の日々が続き。。。


いきなり気持ちを伝えて、
フラれることなら慣れていましたが、(涙
直前まで、一緒にいて、
お互いが想っていたからこそ、
その突然の別れの言葉に、
若かった私は、
現実を受け入れる器量がなかったんですね。


若かった私は、
関係を修復しようと、
別れた後も、
何度も彼女に、
その理由を確認しても、
最後までその理由を明確に
語ることはありませんでした。


そんな中で、
(何度もこれまで紹介してきた)
出逢った一冊。

この中に書かれている
「素敵なパートナーを見つける方法」という
項目の中の中に、
出会いと別れに関しての中に、
こんな一節があります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(抜粋)

一度でも、
自分から別れを切り出したことのある人は、
先に言う立場の辛さが分かります。
どんなに上手に言ったとしても、
相手が傷ついたり悲しんだりすることが
わかっているからです。

振られる方も辛いけれど、
振る方も十分辛いのを知っているのが大人。

自分が好きでなくなった相手に
別れを切り出して、
たとえどんなに相手に引き止られても、
もう心は以前と
同じにいかないことを知っている人は、
逆に相手から別れを切り出されても
相手を深追いすることの愚かさも
分かっているはずです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この一節に出逢ったときに、
「相手にも自分から離れる理由があり、
それは常に相手が決めること」
という当たり前の事実を受け入れ、
「結果的には、自分のことしか
考えていなかった自分の至らなさ」に
やっと気づくことができました。

「自分に魅力がなくて、
相手が一緒にいる意味を感じなくなった」

という当たり前の真実があっても、
それをそのまま伝えれば、
わかっていても、
伝えた方も伝えられた方も心に傷がつく。

理屈ではわかっていても、
感情が受け入れるのに時間がかかる。

彼女は、あえて
「無視することとは違う、
その理由を伝えない」という、
「言わないこと」で、
私の至らなさを
気づかせてくれようとしていたのでしょう。

あえて伝えないことで、
本当に伝えたいことを伝える。

恋愛に限らず、
友人関係や恋人関係でも
こういう瞬間はあります。

伝えないでいる側は、
決して居心地いいものではない。

コミュニケーションの障害が
起きている状態ですから、
黙っていることで、
ときには相手から恨まれ、
非難されることもある。

それでも相手を本当に思っているからこそ、
相手に本当にわかってほしいからこそ、
あえて伝えないことで、
本当に伝えたいことを伝える。



「あえて伝えないこと」も
本当に相手のことを思い、
一緒にやっていきたいからこそ、
ときには必要な時もある。

コミニュケーションは、
本当に難しく深い。
でも、そこに真の人間関係の極意が、
たくさん散りばめられているのかもしれませんね。


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第756号
/別れを切り出したことのある人は、
先に言う立場の辛さが分かる。
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発行責任者/尾又 大輔

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