第７９７号／「自己投資という学び」。

人によって変わるので断言はできませんが、私にとって、リターンが最も確実で、最もレバレッジが利く投資とは、「自己投資という学び」。その形はさまざまだと思いますが、私の場合は、・魅力的な意識の高い人に会う　またそういう場所へ行く、通う（セミナー、講演会、学校、紹介などで）・読み応えのある本を読むの二つ。とくに、自分のほうで学ぶ時間や状況をコントロールできる「本を読むこと」は、仕事へのアイディアやヒントの思考をつくってくれます。私が影響を受けているおひとり、人気メルマガ「平成進化論」の鮒谷周史さんも、その著書の中で、「時と場所を選ばず、しかも短時間、低コストで自分の骨組みを強固にしようと思ったら、その効率性という点で、読書に勝るものはない」とおっしゃっていますが、私も激しく同感。魅力的な方と実際に言葉を交わし、感じることよりも勝る学びはありませんが、それには、自分が学ぶ体質＝知識武装、思考をつくっておくことが大前提。また著者と対話レベルまで読み込み、何度も手にとるたびに、会話しているような感覚になり、たとえワンフレーズでも、自分に気づきを与えたとしたら、その本は、自分だけのブレーンのような存在です。読めば読むほどブレーンが増えていくともいえますね。また本は、自分が変化してからよむと、また違った気づきを得られることも、おもしろい部分。イチロー選手や石川リョウ選手が、試合でいい結果をだすために、毎日練習して素振りをするように、自己満足の練習ではなく、ビジネスの現場で、高いパフォーマンスを発揮するために、自分という武器を常に磨いていておく。戦うフィールドは違っても、高いパフォーマンスをだしている方の原理原則は、すごくシンプルで不変なんだと。