第689号/圧倒的な非常識な物量をやることだけが、自分を別人にさせる唯一の近道。
1万時間の法則とか、
量稽古とか、
いろいろ言い方はあるが、
要は、
圧倒的な非常識な物量をやることだけが、
自分を別人にさせる唯一の近道。
そして、あたりまえだが、
世の中でハイパフォーマーでいる方は、
必ず人生のどこかで、
この壁をクリアーしている。
いままで、多くの
ハイパフォーマーの方の
セミナーや勉強会に参加し、
自伝、評伝もたくさん読んできたが、
その分野において、
圧倒的な非常識な物量や時間を投資しないで、
その分野のハイパフォーマーになったという方に
まだ一度もお会いしていない。
・ある武道の回し蹴りの達人は、
1日左右必ず1000回蹴った
・松井選手は、家に帰ってくると、
学校の練習以外で毎日素振りを欠かさなかった
・イチロー選手は、小学生のころ、
休むことなくバッティングセンターに通った
・尊敬するある有名な経営者は、
セールスとマーケティングを1万時間やった
・ある書道の達人は、
展覧会に出品する1点のために、
直前に、1800回書いて納得したものを提出した
・ライティングの達人は、
文章表現の書写を1万時間行った
・英会話の達人は、
ひとつの文章において、
1000回音読した
どの分野でも例外はない。
翻って、自分がやろうと思ったのに、
できていないのは、
いろいろな理由があるが、
結局は、
「やっていないから」。
人が変化するのに、
1)環境を変える
2)つきあう人を変える
3)時間の使い方を変える
などと言われる。
もうひとつ
あえてつけるなら、
(やったと思っている)
本当はやっていない自分を変える。
そして、
圧倒的な非常識な物量をやることだけが、
自分を別人にさせる唯一の近道
と心に刻む。
そして、
「結果がすべてではない」ものは
たしかにあるが、
「結果のでない努力は、自己満足にすぎない」と
心に刻み、
結果をだして、
周囲に何も言わせない状況にしてから、
「結果がすべてではない」ことを
正義にしよう。
自戒を込めて。
<今日の人生を変える読書>
ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)/角川書店