第６８８号／毎日の小さな出逢いを意識して後から振り返ると、それは大きな奇跡になっている。
これまで仕事でも、恋愛でも、
人間関係でも、
「あのときああしていれば！」と
思う悔いというのは
誰にでも一度は二度ありますよね。
（私はたくさんあります）
その機会が
もう一度やってくる場合はいいのですが、
人の出逢いなどは、
もう二度とその瞬間はないので、
本当にそういう瞬間は、
大切にしていかなければなりません。
あれは、
まだ私のお尻が青い
若い学生の頃、
好きな女性がいて、
自分の気持ちを伝えたい
と思っていたのですが、
意気地なしだった私、
恥ずかしいのと、照れくさいのと、
フラれるのが怖かったのと、
いろいろな感情が混ざっていて、
行動を起こせずにイジイジしていて、
いつのまにか、
そのままになってしまいました。
何となく時が流れ、
今でもこのときのことを
回想することがあるのですが、
つくづく思うんですよね。
「思いっきり失恋してもいいから、
自分の気持ちを、
きちんと伝えておけばよかった」と。
若い頃の話ですから、
当然、その人を
今も想っているとか、
そういうことではないのですが、
食べ物にも旬があるように、
やはりそのときだけの想いや
タイミングがあります。
その一番熱が熱いときに、
「俺は、あなたのことをこう想っている」って
伝えることは、
自分が気持ちを伝えるという部分も
大事なのですが、
相手に伝えることで、
伝えられた相手も
自分自身の存在価値を再確認させられ、
自己肯定感や自尊心を高めてもらうことで、
その方に関わるすべてに
そのプラスオーラが伝播していきます。
また、伝えた自分も
自分の人生に本気で生きた証を
刻んでゆくことになりますよね。
これは恋愛で
自分の想いを伝えることだけに限らず、
レストランでもホテルでも、
すてきなおもてなしを受けたとか、
仕事で魅力的な方に出会ったら、
会いにいく、お礼状を書くなども
同じだなぁと。
人生は、再発行できないパスポートをもった
一度限りの大航海。
幸せとか出逢いとかって、
「幸せは自分の心が決める」
っていう言葉もありますが、
本当にたくさん
無数に自分の周りに溢れています。
今、この瞬間から
たった一度の人生、
すべての出逢いに気づける
自分になりましょう。
今、この文章を書いている私も、
この稚拙な文章を読んでくださっている
あなたと出逢っているのですからね。
毎日の小さな出逢いを意識して、
後から振り返ると
それは大きな奇跡だったといえるように、
毎日、伝説を作っていきましょう！
＜今日の人生を変える読書＞
