第674号/相手の心に、深く刺さる気遣いをさりげなくできる人。
以前、あるセミナーを
シークレットで
主催したときに、
参加表明していた方が、
前日になって仕事の都合で
キャンセルがでて、
1人空きが
でてしまったことがありました。
その代わりに、
その1人の席がもったいないので、
急遽、以前お世話になった1人に
声をかけて、無料で
招待させていただいたことがあったのですが、
セミナーの内容は、
講師の方のお話がすばらしかったので、
参加者全員が、
本当に喜んで感動していて、
私も主催してよかったと
思っていたのですが、
その後、その方が、
「ちょっと尾又さん」と私を呼ぶので、
なんだろうと思っていると、
周りに分からないように、
その参加費を支払おうとするのです。
その方は忙しいのにもかかわらず、
時間をとって来てくださったのですが、
私が勝手に無料で招待したのですから、
そんなことをする必要はないので、
断ったのですが、
「いや、すごくいい内容だったから、
お金を払わないのは失礼ですよ」と
言ってくださったのです。
先日の記事で、
第672号/
気持ちを具体的な形に表せるかどうかが、凡人とそうでない人の違い。
http://ameblo.jp/glamorouscpa/entry-11837433363.html
を書きましたが、
お金云々ではなく、
気持ちを具体的に表すことが、
どれだけ相手の心を揺さぶるか、を
逆に教えられますよね。
数年経った今でもその方に教わった
その気持ちの表し方を、
常に忘れないようにしているのですが、
今、その方は、
いろいろなところから引っ張りだこで、
多くの方に必要とされて、
さらに大活躍されているようで、
それを聞くと、
「あの気配りがさりげなくできるのだから
当然だよなぁ」
と改めて思うのです。
気配り、目配り、心配り。
すぐできることばかりなのですが、
それでも私を含め、
「わかっていてもできない」人が
ほとんどだからこそ、
相手の心に、深く刺さる気遣いを出来る人は、
際立つのでしょう。
気配り、目配り、心配りを
さりげなく、
でも確実に実行できる人でありたいですね。
自戒をこめて。
<今日の人生を変える読書>