第651号/お金で買える価値か、買えない価値か。
武道をやっている方はわかると思いますが、
武道など習い事に「完成はない」にしても、
なにか目標を持つことは重要ですよね。
試合に勝つ。
あの先輩よりもうまくなるetc...
武道の場合、
いわゆる黒帯をとることは、
決してゴールではありませんが、
ひとつの大きな目標になります。
まだ習いはじめの頃、
黒帯を早くとりたかった私は、
ショップで売ってる黒帯を購入して、
「どんな気持ちがするのだろう」と
ワクワクしながら、
ひとり自宅で
姿鏡を前につけてみました。
さぞかし感動!するのかと思いきや、
こんな感じになるのかぁという
イメージはあっても、
正直まったく感動はありませんでした。
つまり、
自分で努力して手にしたものではない、
安易に手に入れてしまったものは、
いくら手に入れることができたとしても、
やはりその価値が全くちがうのです。
すぐに手に入られるもの
(モノは別の場合もありますが)は、
その価値も感動も、
やっぱり賞味期限も早い。
自分が手に入れたいものが、
お金で買える価値か、買えない価値か。
あるいは、
お金を出して買うものか、
そうでないのか。
常に考えていきたいですね。
<今日の人生を変える読書>