第６１９号／未だ見ぬ自らの能力を信じる勇気が、たった一度の自分の人生を変えていく。

本当は、１００メートルを
８秒で走る能力があるのに、
本人が「自分には無理」と思っていたら
どうなるか？

その才能は、永遠に
世の中に出てくることはない。

１００メートルを
８秒で走る能力が、本当はなかったのに、
「自分はできる」と勝手に勘違いして、
実際に走って記録が出た場合、
どうなるか？

その人の実力になる。


自分も含めて、
人はあまりにも自分自身を
過小評価しすぎてしまう。
（実績も結果もだしていないのに、
意味なく過大評価しすぎるのも、
これはこれで問題だが）

人は、イメージできないことは、
最初からしない。

どこかで「できるかも」と
自分に対する期待があるから、
人は前に進むことができる。

問題は、
「できるかも」と思っているだけで、
その言っている自分の居心地のいい状態で、
何もアクションを起こさず、
その状態でい続けていくこと。

当然、強力な日常の力で、
時間がたてばたつほど、
普段の当たり前の日常という
現実に引き戻させられる。

自分を信じていた想いの沸点も
当たり前だが下がってくる。

ガソリン補給しなきゃと、
セミナーにいく。
本を大量に買って読む。
勉強会に参加する。

またガソリンが補給されたから、
「できるかも」と思っているだけで、
何もしない「できるかも」と思っている
自分の居心地のいい状態が生まれてくる。
その繰り返しは、
自分で気づかない限り、
永遠に続く。

そのスパイラルから脱却するには、
「こうしたい」「こうやりたい」と思うことと、
「気づきを得て、実際にアクションを起こす」
ということの間には、
普通の人が考えている
１００００００００００００００００００倍くらいの
深い谷がある、
という事実を
心に本当に決死の覚悟をもって
刻む必要がある。



以前、尊敬する起業家の師が、言った。

「思っているだけなら、
９５パーセントのその他大勢。
思って、即実際にアクションを起こして、
それを継続できれば
（常に即断即決即行動すれば）
すぐ５パーセントの人になれる」。


未だ見ぬ自らの能力を信じる勇気が、
たった一度の自分の人生を変えていく。

才能があるないではない。
自分の潜在能力を
自分自身が
信じる勇気を持てるかどうかが、
自分自身を変えていく。