６１０号／「守破離」という言葉がある。

「○○の弟子です」
「▲▲が師匠です」

とよく聞く。

私も数えられないくらい師匠を
勝手につくってきた。

武道の師匠。
人生の師匠。
仕事の師匠。
考え方の師匠。
etc...


矛盾するようだが、
いつまでも弟子でいることは、
師匠に対して真の恩返しではない。

逆に「○○の弟子であること」に
無意識に安住の地を求めた瞬間、
師の教えに背いたことになる。


「守破離」という言葉がある。

師の教えを遵守して、
そこに自分の創意工夫をいれていって、
心では、師匠に対する感謝を思い、
最後は離れて一人前になる。

親は「木」に「立」って、「見る」から
「親」という字を書く。

師匠もそんな存在か。