第４５３号／人生は日々進化の繰り返し。 気づくことは成長していくこと。

アスリートの祭典、
「ロンドンオリンピック」がはじまり、
アスリートの方々の競技に向かう
姿勢、精神状態を、
事前インタビュー、競技前の表情、
競技後の言葉から
多くの気づきがあります。

決して第三者には、
わからない想いや感情。
そこまでしても
その舞台を目指す姿勢に、
実際にオリンピックに出場する方々、
今そこを目指している方々、
本当に尊敬します。


舞台は比較になりませんが、
私も若い頃、
武道の試合にいくつか出場しました。

ある種の非日常といえる
この場所は、
人生でも貴重な勉強の場になります。

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自分の人生というリングに、
戦う前から自分で勝手にタオルを投げない人生を。
http://ameblo.jp/glamorouscpa/entry-11119374370.html
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まだ入門したての頃、
試合に出場し、
次の試合をするのに、
待機して待っていると、
同じように試合に出場される、
私の先輩が、思いつめたように、
一点を見つめていました。

まだ入門したばかりだった私は、
「あの先輩、これぐらいの試合で、
あんなに思いつめたような表情してるなんて、
意外と臆病なんだな」
とふざけたことを思っていました。

私の試合が来て、
後ろ回し蹴りで一本負けをし、
「いやぁ負けちゃった」などと、
ヘラヘラしていると、
次はあの先輩の試合。


先輩の試合は、違いました。

ハンパじゃなく、
すべての動きに気合い入り、
私を含め、周囲を震え上がらせるほど、
技が冴えわたっていました。

私が試合前に見た先輩の姿は、
臆病とかそういう話ではなく、
精神を集中していて、
この試合にかける
気合いの表れだったのです。

「この試合で何としてでも、
自分のこれまでの練習の成果をだし、
目の前の相手を必ず倒す」という、
殺気に満ちた覚悟。

それを知ったとき、
私は自分の試合に向かう姿勢の甘さや
先輩のうわべしか見ていなかった
自分の考えの浅さに、
恥ずかしくて、
涙が出そうなほどでした。

「この先輩は、本当にスゴい。
それに比べて、俺はなんて
恥ずかしい生き方、考え方をしてるんだ」と。


これは武道の試合だけでなく、
自分が向き合う仕事を含めた
すべてのことに向き合う姿勢、
自分が関わるすべての人の想いを
知ることに対しても、
全く同じことがいえますよね。


相手の心にある、
本当の想いを知った時に、
人はそこから自分のあり方を顧みて、
自分も成長させていける。


自分と出逢う人は、
すべて自分のあり方を
気づかせてくれる合わせ鏡のような存在。

しかも、
その存在は、全く同じ姿ではなく、
形を変えて映し出されているので、
その先にあるものを見なくてはなりません。


人生は、日々進化の繰り返し。
気づくことは、成長。

毎日どんなことからでも気づき、
そこから進化していける自分で
ありたいですね。

自戒を込めて。




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