「知っていますか。あなたが一歩走り出せば、そこに風が起こるということを」。

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／自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則
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男は、いつも迷っていた。

何かしようとすると、
「こう思われるんじゃないか？」
（だからやめよう）

こんなことしてみたいと思うと、
「今さらそんなことしても・・・」って
言われるんじゃないか？
（やっぱり無難に）


時が経ち、
だんだんそれが当たり前になり、
自分を出さなくてもいいことが、
いい意味で楽になっていった。

それは恋愛にも表れ、
好きな人がいても、
「どうせ俺なんかに
ふり向いてもくれないから」と
相手に想いを伝えることさえできない。


でも。


ある日、
今東光和尚の言葉に出逢った。

「人生は何もしない虚無感よりも、
たとえ挑戦して失敗したとしても、
その傷心の方が、
人生では、はるかに尊いものである」。


俺は何のために
この世に生まれてきたんだろう？

なにか自分ができることを
託されたからだろう？


その「何か」が、
他人からどう思われようとかまわない。
世間的に
スゴいとかそうでないとか、
そんなことどうでもいい。

自分で「こうしたい」と思うことが、
もう何かの生まれてきた意味を見つける
ヒントなのではなかろうか？


男は迷うのをやめた。

どうせ一回きりの人生なんだから、
「あのとき本当はこうしたかったんだ」
などと後悔することだけはしたくない。


行動したら次々に失敗する。
次の現実が、
どんどんいろいろな事象に
形を変えてやってくる。

「やらなければよかった」と思えば、
最初の迷いの人生に逆戻り。

そんなとき、
ある会社の社訓を偶然目にした。


「知っていますか。
あなたが一歩走り出せば、
そこに風が起こるということを」。


一歩踏み出せば、
そこに必ず違う風景が現れる。

自分が一歩踏み出したからこそ、
見える世界。
誰の目の前にも、広がっている世界。


最初の一歩踏み出そう。