自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜ハイパフォーマーズになるための方程式

ここで出逢った方々の人生に「何か一歩踏み出す変化のきっかけ」になるヒントを。人生は、毎日が冒険です。

「教養のためのしてはならない百箇条」/村上陽一郎

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村上陽一郎先生の
「やりなおし教養講座」に書かれている、
「教養のためのしてはならない百箇条」は、
私が大切にしている言葉ばかり。


思わずニヤリとしてみたり、
思わず襟を正してみたり、
「なるほど」とうなってみたり、
「自分だ」と反省してみたり。

当たり前のことだったりする場合も、
その一歩先にある「美意識」に
人間としての誇りが、
漂ってくる。


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以下抜粋。




 ・「美味しいもの」とそうでないものとを
はっきり区別はするが、
食物についてとやかく言わない。書かない。

・「卑しいもの」とそうでないものとを
はっきり区別はするが、他人をそれで裁かない。

 ・「イナカモノ」とそうでないものとを
はっきり区別はするが、他人を「田舎者」とは言わない。

・「正しい」こととそうでないこととを
はっきり区別はするが、
自分が正しいという主張を第一にはしない。

・「美しいもの」とそうでないものとを
はっきり区別はするが、その判断を他人に強制しない。

・「優れたもの」とそうでないものとを
はっきり区別はするが、それだけで対象を裁かない。
 
・男と女をはっきり区別はするが、
物事を「男」だから、
「女」だから、で決めつけない。

・社会の規範に従うことが、
自分を失うことだと思い込まない。

・物事を一面だけから考えない。

・自分の義務と権利を秤にかけて、
権利に先に錘を乗せない。

・率直が美徳であるとは考えない。

・流行語を使わない。

・略語、たとえば「冬のソナタ」を
「冬ソナ」というが如き、を使わない。

・外国語も略さない。
ピアノフォルテをピアノとい言うのはともかく、
間違っても「ハリー・ポッター」を
「ハリポタ」などとは言わない。

・「ホーフマンスタル」を
「ホフマンシュタール」とはいわない、書かない。

・「セルバンテス」を「セルヴァンテス」とは
言わない、書かない。

・「イエズス会士」を「ジェスイット教徒」など
と書かない。

・「幕間」を「まくま」などとは言わない。

・よその業界用語を使わない。
寿司屋で、「ゲソ」だの「ギョク」だのと
言うのも含めて。

・あからさまにものを言わない、書かない。
とりわけ、性について。

・大袈裟な表現は使わない。

クリシェを恥らわずに使わない。
「理性と教養が邪魔をして」などというのもその一つ。

・己(や)むを得ず(えず)自動車を運転するときは、
自分の都合だけで後続車にブレーキを踏ませない。

・自転車に乗っているとき、後ろも見ずに、
駐車を避けて右に膨らまない。

・左折車が並んで待っているのに、
わざとゆっくり横断歩道を渡らない。

・人前で煙草を喫わない。
路上や駅などで、吸い殻を捨てるなどは論外。

・駅で、傘や空手で
ゴルフ・スイングの真似などしない。

・自分の通ったドアの始末を、
次に来る人にさせない。

・他人の読んでいる雑誌や新聞に手を出さない。

・何かに寄り掛かって立たない。

・満員電車で他人の背を書見台にしない。

・人前で髪に手を触れない。

・どんなに空いていても、
電車の七人掛けのシートに、
六人掛け以下のような座り方をしない。

・シルバー・シートなるものには腰掛けない。

・「ありがとう」「ごめんなさい」を
言うのにこだわらない。

・新幹線のグリーン車に乗っても、
前の座席の肘掛に、靴を脱いだ足を乗せない、
足代に乗せた足で貧乏揺すりをしない。
前の座席の背もたれを蹴飛ばさない。

・飛行機で手洗いに立つとき、
前の座席の背もたれを支えにしない、
蹴飛ばさない。

エスカレーターで、
わざわざ広がって立たない。

・頸(くび)に青筋が立つような話方をしない。

・突飛な服装や身形をしない。

・歩きながらものを食べない。

・ナイフやフォークを使うとき、
小指を張らない。

・フォークの背に御飯を乗せない。

・割箸を割ったあと、しごかない。
スプーンやフォークを使う前に、
コップの水につっこまない。

・スープを音をたててすすらない、
音をたててすすった人を睨まない。

・もう一度煙草について。
他人と同席の食卓では間違っても喫わない。

・淡黄色だの薄橙色の悪い紙質でできた
「漫画雑誌」には手を触れない。

・ベスト・セラーは読まない、買わない。

・新聞に出る「識者」のコメントなどを読んで、
妄りに憤慨しない、間違っても投書などしない。

・人生訓など読まない、頼らない。

・古典を古典として読まない。

・なりふり構わず物事をしない、
なりふり構わぬ他人を軽蔑しない。

・団体で写真を撮るとき、
前列、中心には出ない。

・音楽会で演奏が終わっても、
先を争って拍手をしない。
ブラボーなどと叫ばない。

・演奏の批評など、
妄りに隣席の友人と交わさない。

・有名人がいても、目引き袖引きしない。
間違ってもサインなどねだらない。

・自分の身体について、
健康について、
病気について、
妄りに吹聴しない。

・自分の家族について、
妄りに言わない、書かない。

・お山の大将にならない。

・他人の前で自己陶酔しない。

・自分の最も欲しいものが、
手に入るとしても、
それを敢えて取らない。

・衆を頼まない。

・偽善者にならない、偽悪者にならない。

・相手の退路を断たない、駄目押しをしない。

・自分は皆とは違う、という気持ちを忘れない、
結局は自分も皆と同じだという判断を忘れない。

・自分とは違うものが、違うことが、あることを忘れない。

・どんなときにも含羞(がんしゅう)を忘れない。