｢投げかけるその言葉は、対峙した相手との近未来を決めていく｣。

｢投げかけるその言葉は、
対峙した相手との近未来を決めていく｣。

そんな意識を
常に心に刻んでいるのですが、
それでも人間的な私の未熟さ故に、
これまで多くのコミュニケーションの失敗を
繰り返してきているので、
｢あの時、あの方に投げかけた言葉が、
果たして正しかったのだろうか｣
と自省することを、
毎日心がけています。

ただその自省することは、
決してマイナスな行為ではなく、
むしろ未熟な自分が
成長していくための
建設的な習慣になっているかなと。

話し言葉というのは、
紙に書いた言葉やメールと違って、
目に見えないので、
流れていってしまうものですが、
いい意味でも悪い意味でも、
心に突き刺さる言葉というのは
必ずありますよね。
時には、人生ですら変えてしまうことも。

逆に素敵な言葉なのに
伝わらない言葉もある。

文の巧拙はたしかにありますが、
その前提に必ずあるのは、
｢その言葉に何をのせていくのか｣という
想いの強さだけなんだと。

｢投げかけるその言葉は、
対峙した相手との関係という近未来を決めてしまう｣のも、
相手とつながっていきたいという想いが
常に前提になければ、
思いつきで言葉を発することになってしまいます。

私も経験があるのですが
それが良い言葉ならいいのですが、
受け取り方で
相手によっては違ってくる場合も有りますよね。
またその逆も然り。

相手の良い部分を引き出す、
相手に幸せを与える、
相手の気づいてもいなかった良い部分、
相手が意識していることを察知して、
あえて言葉にしてあげる。

その言葉が人生を変えてしまうことが
実際にあるんですから、
そのひとことは、
数億円よりも価値があることだって
冗談抜きであるのです。

そんな言葉のひとことの重みを感じながら、
投げかける責任というものを背負って、
人間力を磨きながら、
縁があった方々と素敵な近未来を
つくっていきたいなぁと。

私も出来ていないからこそ
自戒を込めて。