「答えを教えないところに答えがある」。

ロールモデルにしている方は
たくさんいらっしゃるのですが、
そのほかに、
師匠と思っている方が数人います。

昨日は、そんな師匠のひとり、
人生の師でもある武道の師匠に
いろいろ話を伺ってきました。

私みたいなものが語る資格はないのですが
芸事や武道のような世界は、
一般の世界とはまたちがった意味で
深く厳しい世界。

そんな世界で
ある種の理想＝なりたい姿を
追求して生きているのですから、
当然ですが、
その物事や世の中を見る視点、
考え方、生き方は、
少し立ち話をするだけでも
一冊の本になるほど勉強になる言葉や
気づきにあふれています。

昨日も思わず聞き入って、
そこで技の練習になり、
スーツ姿のまま指導していただき、
目から鱗でした。

そして常々思う事ですが、
師匠はどんなことでも、
決して「答え」を
教えてくれることがありません。

「答えを簡単に教えないところに答えがある」ことを
常に無言で教えてくれているんですね。

超一流になればなるほど、
教えを乞うものの覚悟、本気を
見ているともいえるでしょう。

何でもお金で買うことができる
ある意味、
すぐにその結果が見えやすいものを
求められている風潮があるこの時代に、
その先にある本質を
教えてくれている武道の世界。


「良師は三年掛けても探せ」。

そんな心の糧となるような人生の師匠に出逢い、
そこから何に気づき、
どれだけ自分の人生や人生に活かして、
それをどう自分以外の人に伝えていくのか。
  
  
ここにも深い人生のテーマが、
眠っているように思えます。