昔、尊敬する武道家の方が、「自分が苦しい時は、相手も苦しい」という言葉を大事にされている話を読みました。試合をして決着がつかない時に、延長戦に入ると、その方は、「自分が苦しい時は、相手も苦しい」から、今を頑張れば、絶対に相手を制することができる、と。つまり、私も含めて多くの人が、苦しいときに逃げそうになる中で、「自分が苦しい時は、相手も苦しい」、と考えれば、「今を頑張れば、必ず勝機が見えてくる」とも考え方を変えることができ、どんな苦しいことも自分の成長の糧となりますよね。どんな苦しいことも、あとから考えると、それがたいがい自分の成長の大きなターニングポイントになっていたりします。私の例で言えば、たくさんありますが、例えば、仕事することは大好きなのに、何に情熱をかけていいか全く見えなかったとき。若いせいもあり、今思えば、たいしたことではなかったのですが、当時一緒にいた恋人に突然別れを告げられ、大失恋したとき。尊敬していた、自分の大切な方が、一瞬でいなくなって、天国に行ってしまったとき。などなど。仕事の失敗を含めると、嫌になるほどでてきますが（笑それもすべてが、自分の人としての器を大きくしてくれたと、改めて今、思います。「試練は、それを乗り越えられる人のところだけにやってくる」。よく聞く言葉ですが、それもまた「選ばれしき者の宿命」と超前向きに、自己肯定し、確実に一歩踏み出していきましょう。それは必ず乗り越えたその人の力やオーラになっていくと、私自身も信じています。たった一度の人生だから、自分という最大の資産をさらに価値あるものにする為に、自分自身に魂をふきこみ、たった一度の人生だから、毎日の当たり前ではない幸せに気づける人生を。今日という日が、どんな喜怒哀楽にかかわらず、「あの日があったから、今の自分があるんだ」と思えるような自分の人生の記念日になる１日になりますように。
