第６０８号／自分の伸びしろを気づかせてくれる魔法の小槌。

先日、ずっと探していた書籍を
ついに読むことができた。

10年くらい前の本で、
絶版だった本。

いわゆる自伝なのだが、
本ってすごいなぁと改めて。

今、その著者はお亡くなりになっているのだが、
それでもその方の考えや
その時々での自分の想いが、
ことこまかに書かれている。

著者が亡くなっている以上、
その思想が詰まった言葉は、
過去のビデオやDVDを見る以外、
ここにしかない。

言葉として、
そこに残っている魂の言葉たち。

行間から著者の想いが、
はっきりと伝わってくる。

数年にも渡って書かれたというその本は、
著者が、後から回想しながら書いている分、
その時に気づかなかった想いも
書かれているのが、
自伝というもの。

人は自分の人生を一回しか生きられない中で、
多くの自分以外の生き方に触れることは、
その手段が、
セミナーであれ、講演会であれ、
トークショーであれ、
インタビューであれ、
本であれ、
自分の人生の可能性という潜在能力を
確実に広げ、
自分の伸びしろを気づかせてくれる
魔法の小槌。

自分が潜在的になりたいと思っている姿を
どこかで表現してくれている瞬間、
人は感動し、
自分もそうなれると確信を得ることができる。

自分のコンフォートゾーンが、
確実に広がるのだから、
間違いなく変化することができるということ。


人生はたった一回。
常に今、目の前にある見えないものに
気づける自分に。

そして、その対象は、
驚くほど自分のすぐ近くにある。