「売りに出すから綺麗にして読もうなんて、腰がひけた読み方をしていると得るものもそうなるよ」。
以前、ある勉強会の席で、
誰もが知っている会社の社長(年商数百億?)
と席を並べる機会があり、
学ぶ事の大切さをいろいろご教示いただいている中で、
「尾又さんは、どんな本を読んでいるの?」
といわれ、
読みかけていた本を数冊差し出すと、
中を見ながら、
「こんな風に線を引きながら読むと、
次に読む時に、再度その時の想いを確認できる。
だから何回も読むと決めた本は、
どんなに高価な本であろうと、
線を引いて、使い尽くすつもりで読むといいよ。
最初からそれが目的なら別だが
古本屋に売るから綺麗にして読もうなんて、
腰がひけた読み方をしていると
得るものもそうなるよ。
だから、本当に実践に生かすなら
この本から大切なことを自分のなかに、
確実にインプットして自分のものにするという
決死の覚悟をもって読むといい。
その覚悟が、本から得るものの質を決めるんだよ。
多くのパフォーマンスが高い人は、
まちがいなく勉強家だ。
だから読書家の人が多い。
尾又さんもそれくらいの覚悟を持って
学ぶことにどんどん貪欲になったほうがいいよ」
と。
それ以来、今まで以上に、
どんなに高額な本でも、
引きまくっていますが、
その本を読む目的が達成できれば、
どんな読み方もありですよね。