第712号/「あなたが85歳になったときに、 後悔しない人生を歩くには、「今」が変わる時」。
この本の著書
ワタナベ薫さんは、
私の大好きなひとり。
著書も全部読んでいて、
多くの気づきをいただいています。
その中で、
この本の最後に、
人生をまもなく終える晩年、
85 歳のときに、
書いた詩が掲載されています。
以下抜粋。
「もう一度人生をやり直せるなら」
人生をもう一度やり直すとしたら、
今度はもっとたくさん失敗したい。
そして肩の力を抜いて生きる。
もっと柔軟になる。
今度の旅よりも
もっとおかしなことをたくさんする。
あまり深刻にならない。
もっとリスクを冒す。
もっと山に登ってもっと川で泳ぐ。
アイスクリームを食べる量は増やし、
豆類の摂取量は減らす。
問題は増えるかもしれないが、
想像上の問題は減るだろう。
というのも、私は
毎日常に良識ある人生を
まともに生きてきた人間だからだ。
もちろん、ばかげたことも少しはやった。
もし生まれ変わることがあったら、
ばかげたことをもっとたくさんやりたい。
何年も先のことを考えて生きる代わりに、
その瞬間だけに生きたい。
私はどこに行くにも
いつも万全の準備を整えて出かけるのが常だった。
体温計や湯たんぽ、レインコートなしには
どこにも行かなかったものだ。
人生をやり直すとしたら、
もっと身軽な旅行をしたい。
もう一度生き直すとしたら、
春はもっと早くから裸足で歩き出し、
秋にはもっと遅くまで裸足でいる。
もっとたくさんダンスに出かける。
もっとたくさんメリーゴーラウンドに乗る。
もっとたくさんのディジーを摘む。
それぞれの瞬間をもっと
もっとイキイキと生きる。
ワタナベ薫さんは、
「あなたが85歳になったときに、
後悔しない人生を歩くには、
「今」が変わる時」と結ばれています。
私も人生=時間だと思っています。
そしてその時間終了時刻は、
決まっているのは確かだけど
いつかはわからない。
だからそのXデーまで、成長し続け、
やりたいことをやり、
自分だからこそできることを、
人に、社会に、
縁があって出逢った人に
提供できる存在でありたいと
常に思っています。
あなたはどうでしょうか?