二谷英明氏の言葉「時間というのは、流されるものではなく 迎え撃つものなんだ」。
俳優の二谷英明氏が亡くなられた 舞鶴の大きな廻船問屋に生まれたニ谷さんは、 二十二歳で二番目のお兄さまが戦死して、 二谷さんは、 そして二谷さんは 「だから毎日の一分一秒が貴重で、ならなかった。 友里恵さんは、著書のなかで この時のお父様の話を 「時間というのは、流されるものではなく 合掌。
というニュースをききました。
娘であるこの方の本に、
友里恵さんと二谷さんとのやりとりが
書かれています。
高校時代、要領を覚えてしまった友里恵さんが、
他に興味がありすぎて
毎日、時間の無駄遣いをしているように見えた
二谷さんから、あるとき、
ご自身の苦学時代の話をされます。
八歳の時にお父さまを亡くし、
お母様が女手一つで
兄弟7人を育てていく覚悟をしたそうです。
それから家業が傾きはじめて、
当時大学に通っていてそのことを知らなかった
二谷さんは、それを知ったとき
呑気に大学に通っていたかと思うと
恥ずかしく大学を辞めようとしたのですが、
お母様は一蹴。
家計を助けるためにありとあらゆるアルバイトをして
仕事が終わってから
やっと夜中に自分の勉強をしたそうです。
友里恵さんに向かって最後にいいます。
あの頃の僕は、たとえ1秒たりとも時間を
無駄にしていなかった。
いいか、時間というのは流されるものではなくて、
迎え討つものなんだ」。
「私にとって大事な嫁入り道具のひとつである」、
と書かれています。
私もこの本を読んだときから、
この話を自分の中で、
ずっと大事にしてきました。
迎え撃つものなんだ」。
安らかにお眠りください。