自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜ハイパフォーマーズになるための方程式

ここで出逢った方々の人生に「何か一歩踏み出す変化のきっかけ」になるヒントを。人生は、毎日が冒険です。

自分の人生というリングに、戦う前から自分で勝手にタオルを投げない人生を。

年末も残り数日になってきましたね。
今月は2012のスタートダッシュの月なので、
仕事と並行して、
今年の反省も来年のことも
いろいろ思いながら、
カイゼンしています。

来年の目標は、
たくさんたてましたが、
キーワードは、
「自分に悔いを残す生き方は絶対にしない」。

当たり前なんですが、
心から常に意識しているかどうかは
本当に大事。



まだ若いころ、
武道の試合で新人戦がありました。
たまたま運良くベスト4に残ったのですが、
そこで負けて、
今度は三位決定戦になったのですが、
なんとか決勝へと考えていた私は
気持ちが切れてしまい、
もう一度パワーをだすことに疲れて、
なんとなく
「はやく試合を終わらせてしまおう」という
どこかに甘い考えがありました。

試合がはじまり、
手を抜いたわけではないのですが
なんとなく試合をして
結局負けてしまい、
その後、師匠に挨拶にいくと、
師匠は私の目をじっと見て、


「試合する前から自分に負けていたぞ。
そんなことで武道をやっているといえるのか。

勝っても負けても全力を尽くして戦うのが、
相手に対する礼儀であり、
道家の誇りであり、
男としての戦い方だろう。

人生だって恋愛だってまったく同じだぞ」


といわれ、


恥ずかしくて顔が自分で赤くなるのが
わかるほどでした・・・。



師匠は、私の弱い部分を
しっかり見抜いていて、
厳しくもきちんと諭してくれたんですね。

私はこの時の言葉を、
今も大切に心に刻んでいます。


日常でも、仕事でも、恋愛でも
やる前から自分に簡単に限界を
つくってしまうこと
はないでしょうか。

本気でやっていると思っても
どこかで手を抜いてしまう
自分は
いないでしょうか。

このときの恥ずかしい自分を
つねに思いだすようにしてしているのですが、
それは本気を出していれば勝ったのでは、
という話ではなく、
勝っても負けても
本気をだせたのに、
ださなかった自分を忘れない、

ということなんです。

本気を出しても負けたかもしれませんが、
本気をだして負けたのと
本気がだせたのに、出さずに負けたのは、
まったく意味が違います。

後者は、
自分の人生というリングに、
自分で勝手にタオルを投げ入れる
こととイコール。

まだ戦ってもいないのに。
やってみなくちゃわからないのに。
誰かに言われたわけでもなく
勝手に自分で決めてしまって
やらなかっただけなのに。


来年は、というより
この瞬間から、改めて、

「自分に悔いを残す生き方は絶対にしない」と。


自分の人生というリングに、
自分で本気を出さないうちから、
勝手にタオルを投げ入れることなく、
(それが時には正しいこともありますが)
まず全力で戦ってから決める。

自戒を込めて。

まだまだ年末年始ムードなんかにしませんから。